泣くに泣けず静かに枯れて行く
クリスマスを前に、近隣の量販店や小売店からの玩具広告をよく見ます。
その中でも顕著なのがゾイドフューザーズ関係の大幅値引き。
大きなお友達にとっては既発売品の色替え程度なので、買い控えがあるのは納得ですが、本来のターゲット層である小さなお友達にも受け入れられにくい現状のようです。
日曜朝八時半からの放送は、戦隊物→ライダーからの流れで視聴しているケースが多く、認知度に関しては問題ないと思われます。
問題は玩具が組み立て式で、対象年齢が高めに設定されている点にあります。
先日も近所のトイザらスで、旧版のライガーゼロフェニックスとアニメ版のライガーゼロフェニックス、両者の違いを店員さんに問い詰めているお父さんを発見。
店員さんもよく解っていないようだったので、かわりに話を聞いてプレゼント選びのお手伝いなど致しておりまして。
ところが。
組み立て式キットであること、対象年齢が8歳以上であることを知ったお父さんの顔が曇ります。
お子さんはまだ5歳だったのです。
低年齢層向けに海外から輸入したソフビゾイドは限定発売だったのでとうに品切れ。
かくしてクリスマスプレゼントは戦隊ロボに変更されてしまいました。
自らユーザ層を狭めているゾイド玩具。
旧製品の再版や流通限定のレア商品に食いつくのは大きなお友達だけです。
その結果として、投げ売りや売り場の縮小を引き起こしているのではないでしょうか。